サンタ・クローチェ教会

授業まで2時間あいたので、学校すぐそばのサンタ・クローチェ教会を見学することに。ここは美術館も附属しており、必見の作品満載です。
本堂に入るとお墓美術館といえるほど著名人が埋葬されています。ガリレオ、ミケランジェロ、ギベルティらの立派なお墓はもとより、床に埋め込まれた一面のどくろマーク。よけて歩くのも大変なほど。ミケランジェロのお墓。教会前のアンギラーラ通りに6歳から住んでいた少年ミケは、サンタ・クローチェ広場が遊び場だったんでしょうね。
それにしても立派なお墓です。フレスコ画による見事なだまし絵でより豪華に見えます。どこからが絵かわかるでしょうか。
バルディ礼拝堂、ジョットの「聖フランチェスコの死」（1325年頃）。
最近教会で見た壁画の中ではかなり古いほう。太い棒状の輪郭線が前時代の様式を感じさせますが、同じ時代の他の画家と比べると、ポーズや人間味豊かな表情など、ずっと先を行っているなと実感します。現在この広い教会内は至るところで修復中です。中央礼拝堂も、バロンチェッリ礼拝堂も足場が組まれ隙間から覗くような状態。写真はカステッラーニ礼拝堂。アーニョロ・ガッディの包み込まれるようなフレスコ画が素晴らしく、クリスチャンでなくとも神聖な気持ちにさせられ、静かに祈りたくなるような空間でした。

このあと附属美術館等、駆け足で見たので、またゆっくり訪れるつもりです。