2020年 11月 11日
"10-day Artist Challenge" Day 9
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今日は100号以上の大作を紹介します。

2001年 「朝の情景」油彩/キャンバス 194×162cm

2007年 「静」油彩/キャンバス 194×162cm

2013年 「聴」油彩/キャンバス 162×194cm

2017年 「草音」油彩/キャンバス 145.5×227.3cm

2019年 「In Reminisence」油彩/キャンバス 162×130.3cm
中学以降、公募団体所属の先生に教わってきたこともあって、中3くらいから毎年独立展と二紀展を見に上野に出かけていました。馬鹿デカイ絵を目の当たりにし、大作を描ける画家に憧れを持つようになります。大学卒業後、二紀展に出品し始めますが、当時は3点出品の規定だったので、1年の半年以上を大作に費やし、さすがに疲弊していました。絵の質と枚数を両立することは難しいことですが、振り返れば遮二無二描いていた20代の時間は無駄ではなかったと思っています。

俯瞰の視点に凝っていた頃。写実的立体感、空間と、平面的構成をあれこれ試していました。

水平、垂直の空間の中にモチーフがある、というシンプルな構成。人物を静物的に扱っています。鉢から出した植物の土がポイント。

ホキ美術館の暗闇のフロアに合わせて制作した作品。
かつて見た、イタリアの暗い聖堂の窓から差し込む光が、祭壇画の世界にイリュージョンを成立させる。その時のイメージが源泉です。

20歳になったシモーネ君とガールフレンド。モデルを志願して日本に来てくれました。その翌年アトリエに来た際は、ためらいなくフルヌードを披露してくれましたが、まだ未発表です。

一昨年からお願いしているロシア人女性。当時16歳でした。久しぶりの俯瞰視点で、色面のぶつかり合いによる緊張感をねらってみました。
by ryo_shiotani
| 2020-11-11 23:30