2020年 11月 02日
"10-day Artist Challenge" Day 5
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今日は僕のデッサン、素描を紹介します。
1999年 木炭/木炭紙
2007年頃 鉛筆/カラーキャンソン紙
2009年 コンテ/紙
木炭、ホワイトチャコール/パステル紙
2017年 鉛筆/ケント紙
習作、修練としてのデッサンや、本画のための下絵、独立した作品としてのデッサンなど色々あると思いますが、適当に選んだ6枚を掲載します。
基本鉛筆を走らせて考えるタイプなので、アトリエにはメモみたいな素描帳が大量にあります。美大受験期に先生から、小さなクロッキー帳を1日1冊描き潰せ、と言われて出来るだけ実践していました。1日1冊描くには、高校の授業中や往復の通勤電車の中など、手当たり次第描き続けないと達成できません。かなりの無茶ぶりと思いながらも、なんか青春くさくて楽しんでいました。 1993年 木炭/木炭紙
いかにも受験という感じのモチーフに画面構成。空間を描くという意味が分かり始めた頃の作品。
美大を卒業して写実に立ち返ったとき、4年間描いていなかった石膏像を勉強の対象としてでなく、本来持っている美しさを素直に描いてみたいと思い描いた作品。
美術の窓2005年12月号「今、石膏デッサンは必要か」というマニアックな特集に掲載しました。
日本橋三越の個展の際、別室の小部屋をデッサン部屋として展示した作品。鉛筆画の軽やかさを意識し、描き過ぎないよう注意しました。
イタリア留学中、美術学校で。朝モデルさんが来るのを待っていたら、隣に座っていた男性が急にその場で服を脱ぎはじめモデル台へ。やはり更衣室で着替えてくれないと変な感じ。
東急セミナー「顔を描く」でのデモンストレーション。確か30分程度。構造を理解してもらうために、まず頭蓋骨を簡単に描いてから肉付けしていきました。
パステル紙は木炭が定着しにくいので、説明しながら描いたり消したりするのに便利。
近所の女の子。20年ぶりに油彩の少女像「夏雲」を描くにあたり、ウォームアップ目的と、ある展覧会に出品するため見せることを意識して描きました。鉛筆の細い線の粗密で形態を表しています。
by ryo_shiotani
| 2020-11-02 18:24