レッチェ滞在記 （５）

昨日と今日はミネルヴィーノの聖人の祝日で町をあげてお祭りをする日。こういう日は朝から大量のパスタをつくって皆で食べるそう。
大家さんのお母さんが早朝からパスタ打ちをすると聞き、妻は５時起きで教わりに行くことに。ぼくはとても起きれそうもなく寝てるつもりでしたが、イタリアのマンマの手打ちパスタが見られるなんてすごいことだ！と思い直し、同行することにしたのでした。
ミネルヴィーノ産のセモリナ粉を練って延ばし、


金太郎飴のように細長い形状をつくり、ナイフで切り取りながら押しつぶして…こんなかたちのパスタが出来ました。なんという地道な作業。オレキエッテ（小さな耳）というこの地方独特のパスタらしいです。
約２時間半かけて６人分のパスタづくりが終了しました。

夜はこんな小さな田舎町にあっと驚く立派なイルミネーションが。数百年前の石造りの建物が電飾に染められ幻想的。
東京のミレナリオ、神戸のルミナリエはイタリアの電飾をモデルにしてるそうですが、なるほどこれがオリジナルか、と思うような豪華で美しいものでした。
それにしてもやはり日本人は珍しいらしく、老若男女、皆にジーッと見られました。子供なんか宇宙人を見るような目をしてました。そりゃこんな薄い顔見たことないでしょうな。
屋台のお菓子屋。お祭りの時はアーモンドやピーナッツを食べながら歩くそうです。