レッチェ滞在記 （２）

今回泊めていただいたお宅。ご実家から少し離れたところにある畑の中にあって、以前は、現金収入のためにタバコを栽培して作業していた小屋だそうです。大家さんが夏のヴァカンツァ用にリフォームし立派な家に改造したもの。イタリア人のＤＩＹ力はすごいですね。壁づくりや床のタイル貼り、電気やガスの配管まで自分でやってしまいます。
屋上からミネルヴィーノの眺め。どこまでも続くのどかな田園風景。オリーブが多いですが、大家さんの敷地内の畑はトマト、イチジク、葡萄、柿、桃、洋梨などがなっていて、畑から直接いただきました。自然の味という感じで本当に美味しい。
緑のイチジクを割ると鮮烈な赤！

大家さんの奥様が車で５分くらいのところに先史時代の遺跡があるというので連れて行っていただきました。広大なオリーブ畑の中にちょこんとあった「ドルメン」。支石墓といわれるように墓と考えられていますが、本当のところはいまだ未解明。
畑の壁はこの地方独特のムーロ・ア・セッコと呼ばれる石を積んだだけの壁でできており、ドルメンの自然なたたずまいと妙に調和していました。
釜に手際よく火を入れるシモーネくん。夜は大家さんのお母さんも一緒に野菜や肉の炭火焼で夕食しました。炭火って美味いですよね～。うちにも釜が欲しくなりました。