2009年 04月 04日
ベネツィア再訪 (2)
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入口すぐの玄関廊だけ撮影許可だったので見事な金のモザイクを撮らせてもらう。本堂の上部はすべてこのような金のモザイクで埋められており圧巻。2階テラスに上がりモザイクを間近で見ると、1cm角くらいの色ガラス、金箔を施したガラスが丹念に並べられ大壁面を構成している様子は、見ているだけで気が遠くなります。

内部はベネツィア派の三大巨匠ティツィアーノ、ヴェロネーゼ、ティントレットの巨大油彩画がたくさん見られ、壁という壁が埋め尽くされている。フィレンツェならフレスコになるべき大壁面もほとんどキャンバス画。(湿気の問題と、帆船の布をキャンバスとして使ったため)。ヴェネツィア派の絵画は型に嵌ってないぶん、出来不出来が大きい気がしますが、三大巨匠の作品は大胆でも安定した構成力に裏づけされていることを実感したのでした。
宮殿内からため息の橋を渡り、牢獄へ。絵に描いたような牢獄で、一転して地獄の世界。
ぞっ。

ドゥカーレ宮殿のあと、共通入場券で入れるコッレール博物館へ行くと、門に1枚の張り紙が。なんと従業員のストライキで休業中。共通券13ユーロも払ったんですけど、、、仕方なく広場のカフェにでも入ろうと思ったら、カプチーノ1杯8.5ユーロ!コーヒーが安いのがイタリアなのに。ベネツィアの物価の高さは異常。沈下する水上都市を維持するためには仕方がないのでしょうか。

by ryo_shiotani
| 2009-04-04 00:00
| フィレンツェ留学記