2009年 03月 10日
ローマ (1)
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以前訪れたときは観光旅行のようなものだったので、今回は「古代」と「バロック」のローマをフィレンツェのルネサンス美術と比較しながらじっくり味わうことにしました。ローマ初めての妻は、幸いなことに観光スポットやブランドショップに興味がないので、遠慮なく美術鑑賞にとことん絞った計画に。1日目の午後の行程は以下。
・サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂
・バルベリーニ宮殿(国立古典絵画館)
・トリニタ・デイ・モンティ教会
・スペイン広場
・ポポロ広場
・サンタ・マリア・デル・ポポロ教会
・ピンチョの丘
・サンタ・ブロージョ・エ・カルロ・アル・コルソ教会

サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂のファサード。ローマの街に出てすぐに感じたのは建築が「白い!」。フィレンツェは大理石以外は土系の色ですがこちらでは古代からトラベルティーノと呼ばれる白い石灰岩を多く使用しているため、それがローマの印象を形作っていると言えます。
同聖堂のアプシス。内部は一見豪奢なバロック調ですが、一部に5世紀や13世紀の初期キリスト教時代のモザイクが残っており、1300年の隔たりを感じさせず自然に調和しているところがすごい。
バルベリーニ宮殿内の「かたつむり」と呼ばれる楕円形らせん階段。この上の階にバルベリーニ家が収集した古典絵画の美術館があり、重要な作品が多かった。特にラファエッロの恋人を描いた「フォルナリーナ」、ホルバインの「ヘンリー8世の肖像」が素晴らしく、またカラヴァッジョ「ホロフェルネスの首を切るフォーデット」、ピエトロ・ダ・コルトーナ「神の摂理の勝利」の巨大天井画は圧巻だった。
サンタ・マリア・デル・ポポロ教会。ここはラファエッロが下図を描いたモザイクや、ベルニーニの彫刻、そしてカラヴァッジョの2大傑作があります。
カラヴァッジョ「聖ピエトロの逆さ磔」、この向かいには「聖パオロの改宗」。
なんとかっこいい構成。この斬新さは現代においてもドキっとしてしまう。カラヴァッジョ以後、「カラヴァジェスキ」と呼ばれる影響を受けた画家たちをはじめ、激しい明暗とダイナミックな構図のバロック絵画がヨーロッパ中で流行する中で、本家は無駄のない構成と洒落た感覚で、すでに比類がないと思う。すごい。天才。
ポポロ教会のすぐ上の階段を上りピンチョの丘へ。遠くにヴァティカンのサン・ピエトロ寺院が見える。明日はあそこに行きます。ホテルに帰る途中に入ったレストランが高くて激マズだった。
・サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂
・バルベリーニ宮殿(国立古典絵画館)
・トリニタ・デイ・モンティ教会
・スペイン広場
・ポポロ広場
・サンタ・マリア・デル・ポポロ教会
・ピンチョの丘
・サンタ・ブロージョ・エ・カルロ・アル・コルソ教会





なんとかっこいい構成。この斬新さは現代においてもドキっとしてしまう。カラヴァッジョ以後、「カラヴァジェスキ」と呼ばれる影響を受けた画家たちをはじめ、激しい明暗とダイナミックな構図のバロック絵画がヨーロッパ中で流行する中で、本家は無駄のない構成と洒落た感覚で、すでに比類がないと思う。すごい。天才。

by ryo_shiotani
| 2009-03-10 00:00
| フィレンツェ留学記
