2009年 02月 12日
せつないオペラ
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演出家ゼッフィレッリの舞台は一見の価値ありと聞いていましたが、幕が上がった途端ビックリ。原作では1860年代の話が現代に置き換えられ、200人にも及ぶ登場人物や本物のサーカス団など壮大なスペクタクルが広がってる。
内容は旅回り一座のゆかいな話と思いきや、かなりせつない悲劇。主人公カニオ(テノール)は、劇中劇の不倫話が現実にも起こり、芝居と現実の見境がつかなくなって芝居中2人を刺殺してしまい、逮捕されて幕が下りる。イタリア人の好きそうな悲劇でした。
by ryo_shiotani
| 2009-02-12 00:00
| フィレンツェ留学記