2009年 02月 05日
バルジェッロ国立博物館
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中庭では美大生(?)たちが建築デッサンの最中でした。
今日は雨の中バルジェッロ博物館→ブオナロッティ邸→アカデミア美術館のルートでミケランジェロ三昧の予定でしたが、この博物館のあまりの内容の濃さに打ちのめされ、後のコースはまたの機会にすることに。
1階の広間ではミケランジェロの「ブルータス」が何より感慨深い。この像いったい何枚デッサンしただろう… ムサビの入試の時に描いた右下から眺め入りしみじみ。のみの跡が面に沿って荒々しく残っており、石膏像のコピーがいかにぬるいものか思い知る。予備校の時もし本物をデッサンできたら、「かたちを描く」ということが早く理解できただろうなぁ。
2階の「代表委員会の間」はドナテッロの間。修復を終えたばかりの「ダヴィデ」が少年の(いや、中性的ともいうべき)しなやかな動きをみせ、妖艶な魅力にあふれていた。360°絵になる計算され尽くしたポーズ。顔も美形。 下の画像はWGAより拝借。

3階にもダヴィデがいる。ドナテッロが有名すぎてこちらは地味な存在ですが個人的にはこっちに会いたかった。ヴェロッキオ作「ダヴィデ」。

ちなみにこのダヴィデの横顔が、今ぼくが模写しているこれ


アパートに着いたらまた本降りの雨。
by ryo_shiotani
| 2009-02-05 00:00
| フィレンツェ留学記